基本情報
- 蒸留所名:ヘヴンヒルバーンハイム蒸留所(Heaven Hill Bernheim)
- 国・地域:アメリカン/ケンタッキー州/ルイビル
- オーナー:ヘヴンヒル
- 蒸留開始年:
- 創業者:
- 名前の由来:
- 仕込み水:
200近いウイスキーブランドを展開している他、ボトラーズに原酒を販売して他社ブランドとしても幅広く展開している、大手のアメリカンウイスキー蒸留所のひとつ。
オーナーのヘブンヒル社は、ケンタッキー州バーズタウンが本拠地のウイスキーメーカー。
バーズタウン農場主の名前がWilliam Heavenであったため、「Heavenhill」と1単語にするつもりが、印刷ミスにより「Heaven Hill」と2単語になったという逸話があります。
歴史
米国禁酒法廃止後の1935年、ジョセフ・L・ビームやシャビラ家など複数の投資家により設立。当時はオールドヘヴンヒルスプリング蒸留所と呼ばれていた。
シャピラ家が経営権を握って以降、現在までシャビラ家による家族経営が守られていて、一族経営での独立系ウイスキー蒸留会社としてはアメリカ最大級です。
1996年に蒸留施設が落雷によって炎上し、空中で爆発した樽が流れ星のようになり、9万バレルの原酒が引火し「火の川」が出来たと言われている。この事故の影響で生産量が低下したが、ブラウンフォーマンやジムビームのサポートにより復興。
1999年にはシェンレー社が保有していたルイビルにあるバーンハイム蒸留所を購入して改装、ヘヴンヒルバーンハイム蒸留所として操業再開を果たして現在に至ります。(一部は引き続き旧バーズタウンで熟成)
2004年には旧オールドヘヴンヒルスプリング蒸留所にヘリテージセンターを開設。
2010年以降には蒸留所の拡張をおこない、バーボンウイスキーとしては現在2番目の貯蔵量を誇る蒸留所となっています。
特徴
- 創業以来マスターディスティラーはビーム家の一族が代々務めていて、イースト菌もビーム社から仕入れています。
- マッシュビルは以下のとおり:
- コーン78%、ライ10%、大麦麦芽12%
- コーン70%、小麦20%、大麦麦芽10% (フェッツジェラルドなど)